同じ天然鮎でも、釣れた場所によって鮎の味が違うことをご存知でしょうか。
郡上では長良川の支流「亀尾島(きびしま)川」が最も美味しい鮎が獲れる川と称されています。
荒瀬の多いこの川は、水中に存分に空気が含まれるため、鮎の餌となる藻がよく育ちます。この藻を食み、荒瀬に留まるためによく運動をして育った鮎は、背中の筋肉が盛り上がり、落ち鮎の頃ともなると独特の形をしてきます。川底の石まで見えるほど透明な清流で、質の良い藻を食んで育った鮎が格別美味しいのは申すまでもありません。
贈-ZOU-の鮎はそんな亀尾島川水系の鮎です。
贈-ZOU-の鮎は、伝統の川漁師 神座 実(ミザ ミノル)が釣り上げた鮎です。
かつて郡上には、多くの職漁師(川漁師)が存在していました。現在では残念なことに、もう彼をおいて他にはいないと言っても過言ではありません。
そんな川漁師の鮎になぜこだわるのか。プロは魚を痛めないよう、背掛かりで釣ることを意識します。
天候やその日の水量を見て、長年の経験と勘で鮎のいる場所を定め糸の長さを微妙に調節して友釣りに臨みます。こうして舟釣りで仕留めた鮎は舟中の水槽の中で飛び跳ねる勢いです。
そんな元気な鮎を即座に氷絞めにして、その日のうちに冷凍し「香魚」と呼ばれる鮎の芳香を封じ込めて即日発送いたします。
川を知り尽くすプロが釣り上げた、見事に美しい郡上八幡の天然鮎をご堪能ください。
この鮎は、神座氏の手によって掛けて(釣り上げて)から発送まで一貫して行っております。鮎は釣りたての鮮度を保ったまま、1匹ずつ冷凍されています。生で送ることも可能ですが、あらゆる方法を試し、鮮度をそのままの状態で鮎を保ち、使いたい時に1本ずつご利用いただける利便性から、この方法が最も美味しく召し上がっていただけるという結論に達しました。
冷凍に至るまでの過程で、神座氏独自が経験値から導き出した方法で、鮎の香りと味を損なうことなく冷凍にしています。
この鮎を召し上がっていただければ、冷凍でもいかに満足できるかを、身をもって体験していただけることでしょう。
あらかじめ用意したおとり鮎を掛針につけ、鮎の縄張り行動を利用して釣り上げる漁法です。
夜の川に網を張り、舟上のかがり火の明るさで櫂を使い舟べりや川面をたたく音で鮎を網へ追いやる漁法です。